贈与税など税金対策に注意!孫の為に学資保険に入る前に知るべき5つのこと

孫の為の学資保険

「学資保険に加入したいけど、家計的に厳しい」という場合、自分たちの両親(孫から見て祖父母)が学資保険の契約者となって、孫の教育資金の援助を行なうという家庭が増えています。

学資保険は三親等以内の親族であれば契約が可能ですが、親を契約者や保険料払込主にする場合と異なる点がいくつかあります。

祖父母名義で学資保険に加入する際の注意点

  • 年齢制限に引っかかりやすい
  • 保険料払込免除特則は原則なし
  • 契約時は親権者の署名が必要
  • 月々の保険料は高め
  • 所得税や贈与税が発生する可能性がある

年齢制限に引っかかりやすい

学資保険の加入には、被保険者(子ども)の年齡だけではなく、契約者の年齡にも制限があります。
基本的に年齢条件は75歳を上限していることが多いですが「設計プラン」「保険期間」「契約者・被保険者の年齡」によって上限年齡が変わります。

特に晩婚、高齢出産で子どもがいる家庭の場合、高齢な祖父母を契約者にして学資保険に加入するのは厳しい場合があります。 

保険料払込免除特則は原則なし

保険料払込免除とは「契約者が死亡や高度障害状態などになった場合、以降の保険料の払込が免除になり、子どもがある一定の年齢になると予定通りお祝い金や満期学資金が受け取れる」という特則のこと。

契約者の祖父母の健康状態や年齡によっては死亡のリスクが高まるので、加入の際には健康状態に関する告知が必要で、保障として保険料払込免除が付けられないことが考えられます。
ただし両親が死亡していて親権者が祖父母の場合などは、保険料払込免除特則を付けられる場合もあります。

生命保険会社や設計プランによって、保険料払込免除特則の可否は異なるので、まずは見積もり相談の時に質問してみると良いです。

契約時は親権者の署名が必要

学資保険の加入自体は祖父母を含む三親等であれば可能ですが、親権者の署名(自署)が必要です。親権者である親が「学資保険は必要ない」と、契約書に署名しなければ、加入はできません。

月々の保険料は高め

生命保険会社に月々払込む保険料や支払期間は、加入者と被保険者の年齢によって変わります。
一般的に年齡が高くなればなるほど、保険料の金額も上がり、支払期間は短くなるので、契約者を高齢の祖父母にするよりも、若い親に指定した方が有利な場合もあります。

所得税や贈与税が発生する可能性がある

学資保険でお祝い金や満期学資金を受け取った場合、所得税や贈与税の課税対象になる場合があります。
所得税は「保険料の負担者=満期保険金の受取人」の場合です。

「受け取ったお金(お祝い金や満期学資金)」と「払込んだ保険料」の差が50万円未満であれば、非課税になるので、満期学資金を200~300万円に設定していれば、所得税がかかる心配はありません。
一方の贈与税は「保険料の負担者≠満期保険金の受取人」の場合で、受け取り金額が年間110万円未満だと課税対象になりません。

将来の相続税対策やなるべく税金をかけずに、孫へお金を残す目的で学資保険を活用する時は、1年間に受け取る金額がいくらになるか事前確認が必要です。

学資金に関する所得税や贈与税に関しては「学資保険の満期保険金は税金がかかる?所得税や贈与税対策まとめ」に詳しく書いています。

最後に

祖父母が孫の為に学資保険に加入するのは可能ですが、親名義よりも様々な制限が付加されてしまうのがデメリットです。

両親が健在で「経済的な事情があって、自分たちが毎月の保険料を支払うのは厳しい」という場合、契約者を親にして、保険料は祖父母に援助してもらうという方法が一番安心です。

「祖父母が援助してくれる」とは言っても、将来的にどうなるかは分からず、満期前に途中解約をすると元本割れが発生する可能性が高くなります。
学資保険契約の際は毎月の保険金額は自分たちでも払える程度に設定しておくことが大切です。

© 2017 学資保険比較リサーチャーズ. WP Castle Theme by Just Free Themes