学資保険より終身保険の低解約返戻金型が良い?6つのメリット・デメリット

低解約返戻金保険

「子どもの教育資金を貯めるなら学資保険」と思う人は多いのですが、終身保険の低解約返戻型を利用した学資プランを選ぶ人も最近では増えてきました。

低解約返戻金保険とは「保険料の振込期間中の解約払戻金が少ない分、保険料が安くなっている生命保険」のこと。終身保険と定期保険があります。払込期間が終了すれば、得られる解約払戻金は払込保険料の総額よりも多くなります。

教育資金の積み立て目的で保険をを選ぶ際に重要なのが「返戻率」の高さですが、学資保険と低解約返戻金保険の返戻率は大体同じくらいです。

それでは低解約返戻金保険のメリット・デメリットには何があるのか比較してみました。

低解約返戻金保険と学資保険を比較

【メリット】

  • 受け取りタイミングが自由
  • 予定日140日前からも加入できる
  • 死亡給付金の金額が大きい

【デメリット】

  • 子どもに医療保障、死亡保障を付けられない
  • 少額のお金を複数回受け取れない
  • 中途解約だと受取る金額が少ない

受け取りタイミングが自由

学資保険はお祝い金や満期学資金を受け取れる時期は、子どもの年齡に対応しているので「必要な時に引き出せない」という場合があります。
低解約返戻金型保険は払込期間が終了すれば、解約返戻金が好きなタイミングで受け取れます。

学資保険ではできない「払込期間を短期間に設定。子どもの教育資金で必要な分だけを解約返戻金で少額ずつ受け取って後は残しておく」という使い方も可能です。
解約せずに積み立て金を据え置けば、返戻率もアップし続けます。

「大学進学用の資金として貯めていたけど、思った以上に使わなかった」という場合は、子どもの成人式や新社会の費用として取っておけたり、自分たちの老後資金にも当てられたりします。

予定日140日前からも加入できる

低解約返戻金保険は被保険者に子ども以外も選べる(=子どもがいなくても加入できる)生命保険です。

学資保険には予定日の140日前から加入できる「出生前加入特則」がありますが、低解約返戻金保険はそれ以上早い段階で加入可能。また学資保険だと早産で産まれてきた低体重児や未熟児、持病を持っている子どもを被保険者とした加入は難しいのが現状です。

低解約返戻金保険では被保険者を親や親族に設定できるので、問題なく教育資金が貯められます。

死亡給付金の金額が大きい

学資保険には契約者が死亡や高度障害状態などになった場合、以降の保険料の払込が免除になり、お祝い金や満期学資金が受け取れる保障が継続する「保険料払込免除」があります。

特約をつければ死亡時に保険金がおりますが、学資保険はあくまでも教育資金の貯蓄を目的とした保険なので、死亡保障の金額は低解約返戻金型保険よりも安いです。

保険料払込免除によるお祝い金と満期学資金の総額と、低解約返戻金型保険の死亡保険金を比較すると、圧倒的に後者の方が受け取れる金額が大きくなります。

子どもに医療保障、死亡保障を付けられない

低解約返戻金型保険は被保険者が子ども以外になるので、医療保障、死亡保障を付けられません。

ただし学資保険は特約を付けると返戻率が下がって元本割れしやすくなったり、契約満了を迎えると保障特約も終了したりします。「教育資金を貯める目的の保険」では、保障を考えない方が得られる利益は大きくなります。

少額のお金を複数回受け取れない

低解約返戻金保険では、学資保険のようにお祝い金の制度がなく、保険料払込期間が終了しないと払込保険料の総額以上のお金を受け取れません。

また、保険料払込期間中に解約してしまうと、受け取れる金額は払込んだ総額よりも、かなり目減りしてしまうので注意が必要です。

中途解約だと受取る金額が少ない

低解約返戻金保険は名前の通り「保険料払込期間中に解約すると返戻金が少ない」保険です。
保険料払込期間中に解約した場合の解約返戻金は7割程度。それまでに払込んだ保険料よりも受け取れる金額はぐっと少なくなり「元本割れ」が起こります。

「将来的に中途解約する可能性が高い」という場合は、学資保険や通常の預貯金で教育資金を貯めた方が損しません。

最後に

低解約返戻金保険を利用した学資プランとしては、以下の保険商品が選ばれています。

  • 東京海上日動あんしん生命「長割り終身」
  • 富士生命「E-終身」
  • あいおい生命「低解約返戻金型定期保険」

教育資金を貯める目的で利用する時は、子どもの年齡を考えて保険料払込期間を15年、18年と設定して、月々払込む保険料の金額も考えることが大切です。

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