大学に行かない場合、学資保険に加入する必要性はない?

大学に行かない場合の学資保険

子どもの教育資金を積み立てる為に利用される学資保険。
保険会社の多くが「大学進学に向けた設計プラン」で説明することが多いので「大学へ行かない場合、学資保険に加入する必要性はないのでは?」と思う人も少なくありません。

では大学に行かない場合、学資保険に加入する必要性はないのでしょうか。
高校卒業後に「短大」または「専門学校」に入学して卒業までにかかる学費から「学資保険の有無」を考えてみたいと思います。 

短期大学

短大の2年間にかかる学費は公立で約100万円、私立で約200万円。
学資保険の満期保険金の平均相場が200~300万円なことを考えると「短大に通わせるだけの教育資金は貯められる」と考えても問題ありません。

ただし学科から専攻科に進んだり、短大から4年制大学に編入したり、専門学校へ行ったりする場合もあるので「短大を卒業後に就職せず、もう少し学校で勉強したい」と言う場合は、やや物足りなさを感じるかもしれません。

【公立(昼間)】
入学金:217,588円
入学検定料:18,063円
授業料:388,013円
——————————
1年目は623,664円
2年間で1,011,677円

【公立(夜間)】
入学金:94,433円
入学検定料:18,000円
授業料:203,733円
——————————
1年目は316,166円
2年間で519,899円

【私立】
入学金:246,988円
授業料:696,332円
施設整備費:175,588円
——————————
1年目は1,118,908円
2年間で1,990,828円


参照:

公立短期大学授業料等について – 文部科学省

私立大学等の平成25年度入学者に係る学生納付金等調査結果について – 文部科学省

専門学校

東京都専修学校各種学校協会によると、初年度納付金の全体平均は121.8万円
初年度納入金とは、簡単に言うと「入学1年目にかかる学費など」のこと。
内訳は入学金17.7万円、授業料68.8万円、学習費11.9万円、施設費18.4万円、その他5万円。

初年度納付金を分野別に見ると以下の通りです。
医療や衛生関係が平均よりも高いことが分かります。

  • 工業・農業……約120~130万円
  • 医療……約120~170万円
  • 衛生……約120~160万円
  • 教育・社会・福祉……約110万円
  • 商業実務……約120万円
  • 服飾・家政……約100万円
  • 文化・共用……約100~130万円

専門学校は2年制または3年制。
医療関係の専門学校は通う年数が長いので、その分学費がかかります。
卒業までにかかる学費は、学校や分野によって異なりますが「2年間で200万~300万円」が目安になります。


参照:平成26年学生・生徒納付金調査 – 公益社団法人東京都専修学校各種学校協会

まとめ

短大や専門学校は、学校や分野によっても異なりますが、入学から卒業までにかかる学費の相場は2年間で200万円~300万円
大学進学だと200~300万円は「入学金や初年度の授業料は充分に支払える」だけの金額になります。

実際に「『短大は通えるだけのお金を』と、親が学資保険を利用していた」という人は多いです。
生活費(食費、交通費、交際費、家賃、光熱費など)を抜きにして考えれば「学資保険を利用すれば、短大や専門学校に行かせるだけのお金は貯められる」と言えます。

また短大や専門学校の中には、入学金や授業料が免除になったり、奨学金が利用できたりする所も多いので、それらを活用すればより安い学費で通えます。

ちなみに短大生の場合、年間生活費は自宅生で約30万、自宅外生(下宿、一人暮らしなど)で約80万円かかります。通う学校、住む場所、ライフスタイルによっては、学資保険だけでは足りないことは簡単に想像できるので「学資保険で補えない部分をどうするか?」は考えておきましょう。

学資保険は月々の保険料支払い金額が1万円~1.5万円と、なかなか高額。
「毎月1万円払込むのは難しいけど、学費として200~300万円貯めたい」という場合は、学資保険を使わず、預貯金で対応するという方法もあります。

「大学に行かない場合、学資保険に加入する必要性はない?」の結論としては
1.高校卒業後、短大や専門学校に行く場合を考えると、利用して損はない。
2.ただし必要な学費は大学進学よりも安く済むので、預貯金で対応する方法もある。
と言うことでした。

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