お祝い金付き学資保険か悩む。幼稚園から高校までの教育費はいくらかかる?

幼稚園から高校までの教育費

「子どもの教育費を計画的に積み立てられる」と人気の学資保険。
学資保険は子どもの年齢に応じて、満期に受け取る学資保険金の他に、中学や高校の入学前にお祝い金(一時金や生存給付金)を受け取るプランもあります。

お祝い金を受け取らない方が、返戻率や貯蓄性が高くなりやすいのですが「実際に入学前になって、本当に困らないか?」という心配があります。
学資保険のお祝い金は1回20~50万円ほど。決して少なくない金額です。

また「子どもの教育費は学資保険では全額まかなえないと言われるけど、実際にどれぐらいのお金がかかるの?」も疑問に感じている人も少なくありません。
実際に子どもの教育費は、幼稚園から高校までいくら必要になるのでしょうか。

文部科学省の平成24年度「子どもの学習費調査」を元に、幼稚園から高校までの教育費の平均をまとめてみました。

幼稚園~高校の教育費

  • 幼稚園
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校

幼稚園

幼稚園の公立と私立の差は2.1倍
私立幼稚園の方が教育費の内訳を見ると、授業料の割合が69.5%と約7割を占めています。
学資保険に契約するのは子どもの年齢が0歳~5歳の頃なので「幼稚園入学前にお祝い金をもらう」という場合はほとんどありません。

【公立】
年間平均総額:230,100円
3歳:190,018円、4歳:209,090円、5歳:260,088円

【私立】
年間平均総額:487,427円
3歳:483,278円、4歳:451,718円、5歳:526,568円

小学校

小学生時代は学年が上がるにつれて、必要になる学習費も増えていきますが、やはり入学時はお金がかさみます。
文房具、制服、靴、楽器などの「学用品」、ランドセルなどの「通学用品」を揃える為に、どうしても1年生時の学習費は高くなりがち。

特に私立小学校の場合、入学時に支払う寄付金や学校納付金など、特殊なお金の割合も多いので、小学校6年間で最もお金がかかる時期とも言えます。

また6年間学校に通う為、公立と私立では学習費の差は約4.7倍と大きく開いています。
公立だと授業料は無料ですが、私立は年間約45万円(全体の約54.8%)の支出があるのが要因の一つです。
「入学時期はどうしても物入り」という場合、子どもが6歳の時にお祝い金を受け取れるようにすると良いです。

【公立】
年間平均総額:305,807円
1年生:311,178円、2年生:252,559円、3年生:270,139円
4年生:295,128円、5年生:311,787円、6年生:388,945円

【私立】
年間平均総額:1,422,375円
1年生:1,704,654円、2年生:1,202,493円、3年生:1,248,652円
4年生:1,377,759円、5年生:1,451,793円、6年生:1,553,148円

中学校

小学校から中学校に上がることで、新たに制服や通学用品、学用品を揃える必要があります。
私立中学校であれは入学時に学校納付金(約42万円)が必要になる為、1年生の平均総額が他の学年と比較して高くなりがちです。

【公立】
年間平均総額:450,340円
1年生:450,971円、2年生:398,117円、3年生502,221円

【私立】
年間平均総額:1,295,156円
1年生:1,561,338円、2年生1,121,469円、3年生1,204,719円

公立と私立の差は差は2.9倍

高校(全日制)

「今までは公立の学校に通っていたけど、高校から私立」と場合も多いと思いますが、公立と私立の差は2.5倍。授業料や学校納付金などの有無で大きな差が出ます。
高校からは学科が分かれますが、一般的に普通科の方がその他の学科よりも学習費は高い傾向にあります。

【公立】
年間平均総額:386,439円(普通科:419,229円、その他:322,158円)
1年生:440,233円、2年生 392,661円、3年生325,969円

【私立】
年間平均総額:966,816円(普通科:1,006,554円、その他:713,249円)
1年生:1,161,743円、2年生847,989円、3年生876,466円

まとめ

子どもが幼稚園から高校まで通った場合の学習費は以下の通り。
年度によって金額は前後しますが、毎年だいたい同じと考えても大丈夫です。

公立幼稚園、公立小学校、公立中学校、公立高校→約500万円

私立幼稚園、公立小学校、公立中学校、公立高校→約580万円

公立幼稚園、公立小学校、公立中学校、私立高校→約673万円

私立幼稚園、公立小学校、公立中学校、私立高校→約753万円

私立幼稚園、公立小学校、私立中学校、私立高校→約1,007万円

私立幼稚園、私立小学校、私立中学校、私立高校→約1,677万円

幼稚園3歳から高校3年生までの15年間、全て公立に通った場合の学習費総額は約500万円。全て私立に通った場合は約1,677万円。約3.36倍の差があります。

学資保険のお祝い金は、基本的に入学、進学の準備の為にまとまったお金を受け取ることを目的にしています。「何かと教育費がかさむ、最高学年の時の教育費に充てたい」という使い方は、子どもの年齢にもよるかと思いますが難しい所です。

1年生と2年生の学習費の差額は公立は約5万円、私立は約100~440万円。
学資保険のお祝い金の一般的な金額が20~50万円なことを考えると、特に私立だと入学時に必要なお金を、学資保険のお祝い金だけでまかなうことは厳しいと言えます。

子どもの進路志望や家庭の教育方針によっても異なりますが「公立と私立、どちらの学校に行くか?」で、学資保険のお祝い金を受け取るかどうか、金額をどうするか、を考えた方が良いでしょう。

忘れてならないのが学資保険は「大学入学時、進学時のお金を計画的に積み立てる」ことを目的にした保険商品です。
中学や高校の早い段階で、お祝い金を受け取ると、その分返戻率が下がり、払込んだ保険料の総額よりも最終的に受け取れる金額が少ない「元本割れ」を起こす可能性が高いです。

「お祝い金を入学費用に充てたい」と思っている人は、お祝い金を受け取っても返戻率が100%以下にならない学資保険やプランを選ぶことが大切です。

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