比較して分かった共済と保険の6つの違い

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共済と保険の違い

「保険よりも掛け金が安いのに、保障内容が変わらない」として、度々注目を集めているのが共済です。

共済とは各共済組合が組合員から集めた掛け金(保険料)で入院、死亡などの保障を行なうもので、数多くの種類があります。

  • こくみん共済……全労済
  • JA共済……JA(農協)
  • コープ共済(CO・OP共済)……日本生活協同組合連合会
  • 都民共済・県民共済・道民共済・府民共済……各都道府県

保障内容を見てもそう変わらない共済と保険ですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。また共済と保険、悩んだ時はどちらを選べば良いのかまとめました。

共済と保険の違い

  • 組合員の加入が必要
  • 掛け金(保険料)が安い
  • 保障金額は「そこそこ」
  • 年齡と共に保障が減る
  • 決算内容に応じて割戻金がある
  • 監督官庁と根拠法令

組合員の加入が必要

保険商品は日本国内に住んでいる人であれば、基本的に誰でも契約ができます。
共済はある一定の条件を満たした人が加入できます。例えばコープ共済は近くにある生協(コープ)に出資して組合員になる必要があり、都民共済は東京都に住んでいるor勤務先がある人が対象だったりします。

掛け金(保険料)が安い

共済は「組合員の助け合い」で成り立つ非営利事業の為、似たような保障内容なのに保険会社の商品よりも、掛け金(保険会社)が安くなっています。

保険では年齡に応じて払込の保険料が違いますが、共済では「0歳~65歳」「18歳~64歳」のようにまとめて同じ掛け金(保険料)を設定する年齢群団方式 (ねんれいぐんだんほうしき)が採用されています。

保険料が上がらないのがメリットですが、掛け金はどの年齡でも同じなので、若い人には割高、高齢者には割安になります。また最近は保険でも月々の保険料が安い商品が多く出ているので「掛け金が安いから共済を選ぶ」ではなく、よく検討してみると良いです。

保障金額は「そこそこ」

「少ない掛け金で多くの人を保障する」共済では、保障額はそこそこです。
一つの共済には一人一口しか入れないので、保障額を増やすことはできません。

「月々支払う金額が安くて、保障額は高いものが良い」という場合は、共済よりも保険を選んだ方が万が一の時に得られる利益は大きくなります。

年齡と共に保障が減る

共済は掛け金が安いのが最大のメリットですが、残念なことに年齡と共に保障額は下がっていきます。
掛け金は年齡に関係なく一律ですが、年を取る度に保障内容が変更されて、60歳や65歳を境に入院保障日額、死亡保障額などが徐々に安くなります。

決算内容に応じて割戻金がある

割戻金(わりもどしきん)とは、余剰金が発生した場合に組合員に返還する、保険で言う「配当金」に相当するお金のこと。

毎年の決算で共済の掛け金総額に対して、支払った総額の割合が少なかった場合、割戻金が支払われます。金額は救済金の支払いによる余剰金の増減で変動します。

監督官庁と根拠法令

共済と保険ではそれぞれ監督官庁と根拠法令が異なります。

保険……監督官庁→金融省、根拠法令→保険業務法。
共済……各共済によって異なる。例)JA共済は農林水産省、農業協同組合法

まとめ

共済が向いているのは「老後の保障はそれほど必要ない」または掛け金は手頃なので「別の生命保険に加入していて、追加保障が欲しい」という人。

終身型を取り扱っていない共済も多くなく、保険に比べてカスタマイズがしにくいので「一生涯の保障を手に入れたい」、「自分にあった保障内容を選びたい」という人には不向きです。

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