保険会社の経営健全度をランキング付け!ソルベンシーマージン比率を忘れずチェックしよう

solvency

ソルベンシーマージン比率

ソルベンシーマージン比率とは、保険会社の支払い余力を示したものです。
言葉の意味は「ソルベンシー(Solvency)=支払い能力、マージン(Margin)=余力」。

各保険会社は将来的に契約者に支払う為のお金を準備金として積み立てています。

通常であれば積み立てた準備金で事足りるのですが、大災害や経済ショックなど予測不可能な事態が発生した場合、それらのリスクにどの程度対応できるか?予想を超えたリスクに対応する余力を示したのがソルベンシーマージン比率です。

保険会社にはどのような事態でも損害を保障する必要があるので、ソルベンシーマージン比率は保険会社の健全性を示す指標(=比率が高い方がより健全))として使われます。

保険会社のソルベンシーマージン比率

各生命保険会社を、ソルベンシーマージン比率が高い順にランキング付けしてみました。

順位 生命保険会社 2013年度 2012年度
1 アリアンツ 9553.3 8063.8
2 みどり 6243.0 9955.5
3 ソニーライフ・エイゴン 4789.7 8034.5
4 メディケア 4269.5 2477.6
5 アクサダイレクト 2667.3 2141.0
6 東京海上日動あんしん 2624.6 2195.2
7 ソニー 2358.7 2281.8
8 ライフネット 1922.2 2266.0
9 クレディ・アグリコル 1920.4 1530.3
10 損保ジャパンDIY 1700.9 1596.1
11 かんぽ 1623.4 1467.9
12 損保ジャパン日本興亜ひまわり 1583.2 155.3
13 ハートフォード 1399.1 792.5
14 チューリッヒ 1383.4 1089.6
15 マニュライフ 1353.1 1229.1
16 AIG富士 1265.3 1253.5
17 三井住友海上あいおい 1264.9 1309.8
18 アイエヌジー 1156.4 1043.2
19 大同 9553.3 8063.8
20 ピーシーエー 1141.4 962.2
21 富国 1099.9 970.8
22 T&Dフィナンシャル 1051.2 648.4
23 三井住友海上プライマリー 1004.6 884
24 太陽 981.3 823.4
25 メットライフ 966.1 1032.9
26 明治安田 945.5 930.3
27 ジブラルタ 936.7 893
28 住友 888.2 832.8
29 楽天 808.8 1076.6
30 PGF 805.7 892.2
31 日本 779.0 696.4
32 プルデンシャル 777.0 748.9
33 アフラック 775.2 686.4
34 第一 772.1 715.2
35 オリックス 758.3 802.8
36 アクサダイレクト 713.4 674.1
37 第一フロンティア 671.3 938.6
38 三井 648.5 601.3
39 カーディフ 598.3 661.1
40 フコクしんらい 577.9 568.7
41 朝日 569.0 495.8
42 マスミューチュアル 540.1 586.2

比率が上がる理由には「増資を受けたり、運用が上手くいったりして、支払い余力総額が増えた」と「契約数が減ったことで、支払いリスクが減った」の2パターンが考えられます。

ランキング上位の共通点

ランキング上位の保険会社を見ると、あまり馴染みの無い名前がいくつか並んでいるのに気付きます。上位の共通点には以下の3つが挙げられます。

  • 新しい保険会社で、保険の契約者数が少ない
  • 保険商品が特定の分野に偏っている
  • 親会社が強力

【新しい保険会社で、保険の契約者数が少ない】
リスク総額が少ないので、ソルベンシーマージン比率も高くなります。

【保険商品が特定の分野に偏っている】
大災害などで保険料や給付金の支払額が増える保険商品(生命保険や医療保険など)を取り扱っていないと、保険リスクがゼロに近付きます。

【親会社が強力】
親会社から事業の元手になる資本を増やしてもらえば、その分支払い余力の総額が増えて、ソルベンシーマージン比率も高くなります。

例:ソニーライフ・エイゴン生命は、ソニー生命とエイゴン(オランダの企業)が出資。メディケア生命は住友生命グループなど。

200%が最低ライン

ソルベンシーマージン比率は200%を下回ると、金融庁から早期是正措置(健全性を回復する為の措置)が取られるので、200%を超えていれば「経営が健全な会社」だと言えます。

ただし経営破綻(=倒産)した保険会社の多くは直前の比率が200%を超えていたり、小規模な会社だと比率の変動がしやすかったりするので、絶対的に信頼できるとも限らないのが難点です。

最後に

保険会社選びにソルベンシーマージン比率を活用できるのは、会社の規模や取り扱う保険商品が似ている所同士で比較する時です。

保険は加入期間は何十年にも渡る場合が多いので、保険に新規で加入したり、見直しで切り替えたりする時は、保険会社の経営が健全かどうかも確認しておきましょう。

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