審査不要&低金利が魅力!生命保険でお金を借入れる契約者貸付制度とは?

契約者貸付制度

「一時的にまとまったお金が必要になった。でも、ローンは金利が高いから、なるべく借りたくない……」「保険料を支払いたいが、急な出費があり数ヶ月支払えなくなった」という時、加入している保険を担保にして、お金を借りられる「契約者貸付制度」を利用する方法があります。

契約者貸付制度とは、資金が必要な時に解約返戻金の一定範囲内で貸付を受けられる制度のことです。
分かりやすく説明すると「今まで積み立てていた保険料の一部を担保にして、生命保険会社からお金を借りられる仕組み」を言います。

消費者金融や銀行のカードローンよりも低金利で、審査不要でお金を借りられるのがメリット。
インターネット申し込みであれば、即日にお金を振り込んでもらうことも可能です。

契約者貸付は学資保険や終身保険、養老保険、個人年金保険など積立型の生命保険に付いています。

掛け捨て型の定期保険や保証期間の設定が無い終身年金保険、財形商品などには、契約者貸付制度がありません。

利用可能な保険は約款にある「保険契約者貸付」の項目が記載されているので「自分が契約している各種保険の中で、どれが利用できるのか?」は、すぐに判断できると思います。

契約者貸付とは?メリット・デメリットまとめ

一般的なローンより利率が安い

貸付利率は契約した保険商品の予定利率に+1~2%したものです。

一般的な銀行のカードローンや消費者金融の金利相場と比較しても、利率は格段に安いので「急にお金が必要になった」という時に利用するメリットが大きいです。

バブルの時期には「予定利率は5%以上」など、利率の高い保険商品も数多くありましたが、今は非常に低金利な為「利率が高いことで返済額も高くなる」という心配はありません。

自分が加入している学資保険の予定利率は保険証券で確認したり、生命保険会社に問い合わせたりすれば分かります。貸付制度を利用する前に利率と返済額は忘れずに確認しましょう。

【予定利率とは?】
予定利率は「生命保険会社が契約者に対して約束する運用利回り」のこと。
国(金融庁)が定める標準利率(現在1%)を元に、各生命保険会社が独自に設定しています。

保険商品や保険料の支払い方によって微妙に差がありますが、基本的に標準利率+αが予定利率になっています。

借りられる金額は解約返戻金の70~90%

生命保険会社や保険商品によっても異なりますが、借りられる金額は解約返戻金の70%~90%に指定されています。

最低1万円からの利用が可能です。
ただし申請通りの金額が借りられなかったり、学資保険に加入したばかりで解約払戻金が無いと申請が通らなかったりする可能性もあります。

貸付が受けられるのは契約者だけ

「契約者貸付制度」の名前通り、貸付は契約者だけが受けられます。

被保険者や保険金の受取人はNG。
学資保険の場合だと、貸付が受けられるのは「契約者≒親」で、被保険者の子どもにはなりません。

審査無しで借りられる

担保となる解約返戻金は、元々自分が積み立てた保険料が元になっており、そこから貸付を受ける訳なので、本人確認はありますが借り入れの審査は必要なしで利用できます。

またローンを組む際に審査会社が確認する「信用情報」にも契約者貸付に関しては記載されないので、その点も消費者金融や銀行などのローンを利用には無いメリットと言えます。

利息は複利

貸付金には利息が発生します。

利息には「単利」と「複利」の2種類ありますが、契約者貸付制度の利息は「複利」で計算されます。

単利と複利の違いは以下の通り。利息の付き方が異なります。

単利:借り入れた元本に対してのみ利息が付く。
複利:借り入れた元本とそれについた利息に、また新しく利息が付く。

例えば利息2%の利率の契約者貸付制度を利用して100万円の貸付を受けた場合。
貸付金を1年間返済しないままにすると翌年には102万円、翌々年には104万円、その次の年は106万円……というように返済額が雪だるま方式に増加します。

資産運用であれば単利よりも複利の方が後々に得られる金額が大きくなるので良いのですが、借金の場合は返済額が大きくなる為、かなりのデメリットなことが分かると思います。

返済期間は自由に設定できる

保険契約の有効期間であればいつでも返済が可能

返済期間は生命保険会社と相談の上、自由に設定できる為、一般的なローンのように「毎月○日までに、○万円を返済すること」などの期限はありません。

ただし上記で説明したように、利息は複利計算されるので、早め早めの返済が望ましいです。

祝い金や満期金から返済額が引かれる

学資保険など祝い金や満期がある保険商品の場合、祝い金を受け取る時期や満期を迎えた時点で返済すべきお金があると、返済額を祝い金や満期金から差し引いた金額が給付されます。

例えば返済額が50万円、子どもがある一定の年齢になった時に受け取れるお祝い金が100万円の場合、50万円は返済に当てられて、残りの50万円が祝い金として手元に残ります。

返済額が解約返戻金以上になると契約失効になる

契約者貸付は解約払戻金の範囲内であれば何度も貸付を受けられます。

ただし返済額(元金+利息)が解約払戻金の金額を越えてしまうと、保険契約が失効になる場合があります。
生命保険会社から届く「契約者貸付金の返済の案内」に記載されている返済期日までに所定の金額を支払えないと、期日の翌日から保険契約が失効になります。

貸付金の元利合計額が解約返戻金を上回る前に、返済を推奨する書面が届くので、失効するまえに一部でも返済をしておいた方が良いです。

申込方法

契約者貸付制度の申し込み方法には「書類」と「インターネット」の2種類があります。

書類提出

【準備】
契約者貸付制度の手続きを行なう保険契約の証券番号を、保険証券などで確認します。

【生命保険会社に連絡】
生命保険会社の「窓口」「インターネット」「電話」などから申し込みます。

【書類の記入・返送】
手続きに必要な申込書類が送られてくるので、手続き方法や提出書類・請求内容を確認後、返送をします。
場合によっては保険証券や本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)の提出が必要になることもあります。

【手続き完了】
書類が生命保険会社に届き、手続きが完了後、数日〜1週間程度で指定の口座にお金が振り込まれます。

インターネット申し込み

【Webサイトにログイン】
生命保険会社のWebサイトにログインします。
利用者貸付の利用可能額を確認後、希望貸付金額と振込口座の情報を記入後、申し込みを行ないます。

【手続き完了】
申し込み完了後、生命保険会社から手続完了のメールが届きます。
最短で当日に指定口座にお金が振り込まれるので「今すぐお金が入用だ」という時にも重宝します。

返済方法

借入れたお金は「元金+利息」の金額で返済する必要があります。

返済方法には「全額返済」「一部返済」「毎月返済」の3種類があります。

【全額返済】
元金と利息を一括で返済する方法です。

【一部返済】
元金と利息を小額ずつ返済する方法です。
返済額は何円からでも良いですが、各社によって「1,000円以上」や「1万円以上」など、最低返戻金額が設定されています。

【毎月返済】
決められた日に毎月、元金と利息を返済する方法です。
基本的に口座振替を利用する場合が多いです。

返済手段

返済手段は「窓口」「振込用紙」「提携ATM」「ネットバンキング」が利用できます。
自分の都合の良い返済手段を用いて、なるべく早めに完済するように心がけましょう。

【窓口】
生命保険会社の窓口へ行き直接返済する。

【振込用紙】
保険会社から送られてくる振込用紙を使って振り込む。

【提携ATM】
保険会社のカードを使って、提携のATMで振り込む。

【ネットバンキング】
専用ページを通じて、ネットバンキング経由で振り込む。

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