女性保険で保障される「女性特有の病気」とは?年齡で異なる発症のリスク

「女性特有の病気」とは?

女性保険に加入するメリットは「女性特有の病気になった時、手術や入院給付金が上乗せされて支払われる」こと。

では実際に女性保険が適応される「女性特有の病気」とは何を指すのでしょうか。また女性特有の病気への備えとして女性保険に加入する必要性は本当にあるのか、調べてみました。

女性特有の病気

女性特有の病気とは「女性特有の器官がかかる病気」や「女性に多い病気」を言います。
また妊娠や出産に関係する症状や女性特有以外のガンも女性保険の保障対象になっています。

【女性特有の病気】
乳房・子宮などの腫瘍(良性新生物)、子宮筋腫、卵巣のう腫、バルトリン腺腫など

【女性に多い病気】
甲状腺良性腫瘍、甲状腺機能低下症、バセドウ病、鉄欠乏性貧血等の貧血、低血圧症、膀胱炎、リウマチなど

【妊娠、出産にまつわる症状】
妊娠中毒症、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群、切迫早産、流産、子宮外妊娠、異常分娩による帝王切開や多胎分娩など

【ガン】
胃ガン、乳ガン、子宮ガン、肺ガン、大腸ガン、白血病、上皮内ガンなど

女性保険の対象にならないのは、病気を直接の原因としない手術や入院です。例えば自然分娩、美容整形手術、(病気を直接の原因としない)不妊手術など。

女性特有の病気例となりやすい年代

一口で「女性特有の病気や症状」と言っても種類は様々あり、発病しやすい年齡はそれぞれ異なります。

女性特有の病気や症状の例

女性保険で保障される女性特有の病気をまとめました。
保険会社によっては、対象となる病気が異なるので、契約前にどのような病気が保障対象になっているか確認しておくと良いです。

【膀胱炎】
膀胱が炎症を起こした状態で、突然の頻尿や排尿時の痛みがある。
膀胱炎は年齡問わずなりやすいが、特に妊娠出産を経験する20~30代に多い。

【子宮内膜症】
子宮内膜が子宮以外の場所で増殖と剥離を繰り返す病気。激しい痛みを感じることも。
エストロゲンの働きと関係するので、20代、30代と年齡が上がるほど増加して、40代でピークを迎える。エストロゲンの分泌が無くなる閉経以降になると、急激に減少する。

【子宮筋腫】
子宮にできる良性の腫瘍のこと。
成熟期の女性、30代後半~40代に多い。

【卵巣のう腫】
卵巣にできる良性腫瘍のこと。悪性腫瘍になると「卵巣がん」になる。
「類皮のう腫」(奇形腫)は10代~20代に多く、子宮内膜症が原因で起こる「チョコレートのう腫」は30~40代に多く見られる。

【子宮頸がん】
子宮入り口の頸部にできる悪性新生物」(がん)。
30~40代に多く確認されているが、最近は20~30代の患者数が急増。40代以降になると減少傾向にある。

【子宮体がん】
子宮の奥にある子宮体にできる「悪性新生物」(がん)。
40代以降の閉経前後に多く見られるが、最近は30代での発症も増えている。

【乳がん】
胸にできる「悪性新生物」(がん)。
30代から増え始めて40代~60代に多く見られる。ただし全体の1%は20代なので、若い時も注意が必要。

【バセドウ病】
甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気。
患者数は20代と30代が全体の過半数で、40代、50代にも見られる。

【リウマチ】
膝などの関節に炎症や腫れ、痛みの症状が現れる。
年齡とともに患者数が増加して30~60代にピークを迎える。特に女性に多い。

【更年期障害】
月経異常やのぼせなどの日常生活に支障が出る症状が現れる。
女性ホルモンの分泌量減少が原因で、閉経前後の40代後半~60代に多い。

年齢ごとのリスク

女性保険には「帝王切開以外にも自然分娩にも対応」「入院給付金はあるが、手術給付金はなし」「通院保障は主契約ではなく特約」など保障内容が微妙に異なります。

年代ごとに病気やトラブルが起こる可能性が変わってくるので、自分の年齡や病気へのリスクを考えながら加入して最もメリットがある保険を選ぶことが大切です。

20代:妊娠・出産のトラブル、バセドウ病など

20代~30代の若い頃は、妊娠出産をする機会が多く、各トラブルにかかりやすい可能性が高いです。
基本的に女性特有の病気は30代以降にリスクが高まりますが、最近は20代でも子宮頸がんや子宮内膜症、卵巣のう腫になる人も増えてきました。若いからと言って、油断は禁物です。

30代:子宮関係の病気、ガン、高齢出産に注意

30代になると子宮頸がんや子宮体がん、子宮内膜症、卵巣のう腫、子宮筋腫、バセドウ病などのリスクが高まるので、特に注意が必要です。定期的に検診に行ったり、いつもと違う身体の症状が出た時は診察を受けたりと、早期発見に努めます。

また30代後半の妊娠・出産になると20代や30代前半と比較して、各トラブルに対するリスクが高まるので、高齢出産になる人はできれば医療保険や女性保険に加入しておくと安心します。

40代:各ガンのリスク、関節リウマチや更年期障害の兆候

閉経前後になると、女性ホルモンバランスなどを理由とした、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体がん、乳がんなど、女性特有の部位に関する病気へのリスクが高まります。
関節リウマチや更年期障害の兆候が出てくるのも40代の特徴です。

50代~:乳がん、関節リウマチや更年期障害

50代は乳がんや関節リウマチ、更年期障害に引き続き注意が必要です。
また50代以降になると女性特有の病気だけではなく、他の病気やケガによる入院や手術を受ける可能性も出てきます。

まとめ

女性保険は20代~50代の幅広い年代の女性に加入するメリットがある保険です。
ただし年代ごとに病気やトラブルのリスクは異なるので、20~30代は「妊娠・出産に関する保障が手厚い医療保険」、40~50代は「女性特有の病気に強い医療保険」と加入する保険の見直しをした方が良いかもしれません。

一方で女性特有の病気へのリスクが低い20歳未満や、それ以外の病気やケガへの備えが必要になる60代以降は、保障内容がシンプルな医療保険を選んだ方がで保険料が安く済みます。

女性保険選びで気を付けたいのが、女性特有の病気に対する保障が手厚い分、普通の医療保険よりも毎月支払う保険料が高くなること。女性保険以外の医療保険にはプラスαの上乗せ金はありませんが、手術給付金や入院給付金は問題なくもらえます。

結婚や妊娠の予定、家系的な病気のリスクの関係を考えながら、自分に相応しい医療保険や女性保険を選ぶことが大切です。

© 2017 女性保険比較リサーチャーズ. WP Castle Theme by Just Free Themes