帝王切開による出産に備えて女性保険に加入すべき?知っておきたい4つのポイント

帝王切開と女性保険

自然分娩による出産が「危険性が高い」と判断された場合、帝王切開による出産になりますが、その数は年々増加しており、日本では約20%(5人に1人)の割合になっています。

帝王切開は手術を伴う「異常分娩」に当てはまり、自然分娩よりも出産費用が高額になります。そんな時に役立つのが手術や入院につき給付金が受け取れる「医療保険」です。特に女性の病気に手厚い女性保険は、通常の給付金に上乗せされた金額が受け取れます。

ただし妊娠・出産に関する公的補助制度を考えると「毎月高い保険料を支払ってまで、加入する意味はあるのか?」と思う人も少なくありません。帝王切開に関する費用と医療保険に加入する必要性についてまとめました。

帝王切開の費用と医療保険の必要性

  • 健康保険で3割負担
  • 出産時に利用可能な公的補助
  • 医療保険は給付金が受け取れる
  • 医療保険加入は妊娠前がベスト

健康保険で3割負担

自然分娩の費用は全額自己負担。出産費用の平均金額は施設によって異なりますが、30~60万円ほどかかります。

帝王切開は「手術」になるので、健康保険が適用されて、自己負担は3割になります。
金額によれば自己負担3割でも大きな負担になりますが、高額療養費制度の適応があれば、自己負担額は一般的に8~9万円程度で済みます。

出産時に利用可能な公的補助

自然分娩や異常分娩に関係なく、利用できる公的補助制度もあわせて紹介します。
利用可能な条件はそれぞれ異なるので自分に当てはまるのか確認は必要ですが、公的補助制度を活用すれば、高額になりがちな出産時の費用を軽減できます。

【出産育児一時金】
子ども一人につき健康保険から42万円支給されます。

【出産手当金】
産休中の98日間(産前42日、産後56日)は給与がもらえないので、勤務先の健康保険から標準報酬月額の2/3が支給されます。

【高額療養費制度】
健康保険が適用される3割負担の治療費が、一定の自己負担限度額を超えた場合に支給されます。自己負担限度額は年齡や所得によって異なります。

参照:高額療養費制度を利用される皆さまへ(PDF) – 厚生労働省保険局

【高額医療費控除】
1年間の医療費が10万円以上の場合、確定申告をすると一定額が所得から控除されます。

【傷病手当金】
切迫流産や妊娠悪阻、異常分娩などが原因で会社を休む場合、勤務先の健康保険から標準報酬日額の3分の2が支給されます。

【失業給付金】
妊娠をきっかけに退職した場合、給料の約6割が就業期間(会社の被保険期間)に応じて支給されます。

【所得税の還付金】
年度の途中で退職した時は、確定申告をすると過払い分の所得税が戻ってきます。

医療保険は給付金が受け取れる

帝王切開に備えて医療保険に加入するメリットとしては「帝王切開による入院給付金や手術給付金が受け取れる」ということにあります。

また女性特有の病気に手厚い保障が受けられる女性保険に加入していれば、通常の給付金に上乗せした給付金が支払われます。

健康保険と高額療養費制度の適用、医療保険(女性保険)による入院給付金と手術給付金を考えると、自然分娩で全額自己負担するよりも、帝王切開の方が費用が安くなる可能性も充分あります。ただし帝王切開は入院期間が長いので「確実に元が取れる」とは限りません。

医療保険加入は妊娠前がベスト

医療保険は妊娠後に加入すると「部位不担保の条件付き」での加入になることが多いです。
部位不担保とは「特定の部位に関する保障をしない」という意味で、帝王切開や切迫流産、妊娠中毒症などが「異常妊娠、異常分娩」として担保外になります。

一部医療保険では「妊娠後に加入しても、出産が帝王切開になった時は手術給付金が支払われる」という場合もあります。ただし保障開始日より前に経験した帝王切開が原因で、出産が帝王切開になった場合は給付の対象外になるなど、厳しい条件がつきます。

妊娠や出産時のトラブルに備えて医療保険の加入を検討している人は、妊娠前に契約を済ませておくことをおすすめします。

ちなみに告知義務があるのは過去5年以内の病気や手術なので、5年以上前に帝王切開手術を受けた人は告知をしなくて良いです。

医療保険や女性保険に加入すべき?

妊娠前に医療保険や女性保険に加入しておけば、帝王切開だけではなく、切迫早産や重度のつわりなどによる入院など、妊娠・出産に関するトラブルがあった時に給付金がもらえます。

妊娠・出産で特に何も問題がなければ、保険に加入する必要はありません。ただし「5人に1人、20%の確率で帝王切開になる。給付金を受け取れる」と考えると、なるべくリスクを減らすために契約を検討しても良いと思います。

医療保険や女性保険に加入するタイミングとしては、妊娠発覚後だと遅いので、結婚した時や妊娠を考えた時がベストです。

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